わが家のベランダには、息子と娘それぞれ「自分の!!」と主張するバラがあります。
僕のバラ 「Graham Thomas (グラハム・トーマス)」
温かみのあるイエローが優しい雰囲気で、元気と癒しの両方を与えてくれます♪
彼の家族の中での役割(ムードメーカーというか、癒し系というか…。)と、
どこか共通するようで、彼が選んだのもなるほどな~♪と頷けます。
私のバラ 「Single Pink (シングル・ピンク)」
当時「ピンク好き」だった娘と一緒にバラ図鑑とにらめっこしながら注文したバラ。
オールドローズ(チャイナ)のこのバラは、咲き始めは紅色に近く一重で楚々とした雰囲気。
わが家のバラの中ではちょっとした個性派です★
シングルピンクのような清楚な娘に育ってほしいと願う母です。(笑)
子供たち、「自分の!!」と主張はしますが、
もっぱら水やりは私の担当です……。
トホホ…。
それにしても長い名前です…
昨年よりかなーり遅く一番花を咲かせたジ・インジニアス・ミスター・フェアチャイルド。
この日をどれだけ待ち望んでいたことか…♪
ほかのバラたちが、次々と蕾をつけていくころ、このバラだけはなぜか元気がない様子。
そのうち落葉し始め…。
「もしや?」と思い幹元をゆすってみるとグラグラ!
ひきあげると「スポッ!」
根がほとんどない……(泣)
土をかきわけると出るわ出るわ、気味の悪い白い大群が!
あんなにひどいコガネムシ被害にあったのはは初めてです。
こんな時期に…と思いながらも、すっかり土を替えて養生。
しばらくは、現状維持どころかどんどん精気がなくなっていくようで
もうダメかもと一度は諦めかけました。
そのバラが元気を取り戻して花をつけてくれたのです♪
新芽が出てきて、蕾をつけていく様子を興奮気味に観察する毎日でした★
ベランダに出る度に「頑張ったね、偉いね~♪」などと話しかける私に子供たちは少し引き気味↓
それでも、コガネムシの幼虫の発見から植え替えまでの一部始終を見ていた息子は、
あんなにひどい目に遭いながらも地道に頑張っているこのバラの様子に何か感じたようで、
私がベランダにいるとやってきて優しい目でこのバラを見つめています。
植物が持っている力のすばらしさを教えてもらった気がします♪
ただいま、徐々に二番花が開花中★
Butterscotch (バタースコッチ)
去年の冬剪定の仕方が悪かったのか、一番花が少なく残念に思っていました。
ぼちぼちと二番花の蕾をつけてくれて、楽しませてくれています♪
「ロミオとジュリエット」といえば、シェイクスピアの代表的な悲劇としてよく知られていますよね。
そのジュリエットの名にちなんだバラが写真のSweet Juliet(スウィート・ジュリエ)★
アプリコットピンクの蕾…♪
柔らかい花色が魅力的です★
シェイクスピア四大悲劇にも、それぞれにちなんだバラがあります♪
オセロより … 「オセロ」
マクベスより … 「グラミスキャッスル」 (グラミスの領主マクベス)
ハムレットより … 「オフェリア」 (ハムレットの恋人オフェリア)
リア王より … 「コーネリア」 (リア王の末娘(三女の姫君)コーネリア)
バラ愛好家なら、好きなバラの名前をもった登場人物がどう描かれているのかしら…?と
興味を持って作品を読み始めることもあるのでは? 私は…まだまだこれからですけど(笑)
バラからはじまる世界がどんどん広がっていくのも楽しいところです